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数学

[8]数列の問題

a1=1,an+1-an=n(n+1)で定義される数列{an}について
a20とS20を求めよ。
an=1+1・2+2・3+・・・・+n(n+1)

an=1+Σ[k=1..n-1]k2+Σ[k=1..n-1]k
 =1+(n-1)n(2n-1)/6+n(n-1)/2
 =(n3-n+3)/3+1
a20=2661

Sn=(Σ[k=1..n]k3 – Σ[k=1..n]k + 3n)/3
 =[{n(n+1)/2}2 – n(n+1)/2 +3n]/3
 =n(n3+2n2-n+10)/12
S20=14650

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数学

[12]数列の問題

数列{an}は、a1=1/2, a2=2, an+1×an-1=(an)2  (n≧2)を満たしている。このときanを求めよ。

an+1/an=an/an-1より等比数列だと分かる。
a1=1/2、a2/a1=4よりanは初項1/2,公比4の等比数列なのでan=1/2×4n-1

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数学

[9]数列の問題

数列{an}のn項までの和がSn=n・3n+1-1で表されるときa1とn≧2に対する一般項anを求めよ。
a1=S1=9-1=8
an=Sn-Sn-1=n・3n+1-1-(n-1)3n=(3n-n+1)3n=(2n+1)3n

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数学

[10]数列の問題

Sn=4n-anが成り立つとき
(1) 初項a1の値を求めよ。
 S1=a1=4-a1 2a1=4 a1=2
(2) an+1をanで表せ。
 an+1=Sn+1-Sn=4(n+1)-an+1-4n+an
 an+1=an/2+2
(3) この数列の一般項を求めよ。
 an+1-4=(an-4)/2 より{an-4}は初項がa1-4=2-4=-2,
公比が1/2の等比数列
 an-4=-2×(1/2)n-1 より
 an=-2×(1/2)n-1+4

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数学

[11]数列の問題

a1=0, a2=3とし、
an+1=(4/3)an-(1/3)an-1 (n=2,3,4,・・・・)とする。
一般項を求めよ。
3(an+1-an)=an-an-1
(an+1-an)=(1/3)(an-an-1)
これは初項が3, 公比が(1/3)の階差数列なので
n-1
an=0+ Σ 3×(1/3)k-1 =(9/2)(1-31-n)
k=1

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数学

[14]数列の問題

a1=1, an+1=(8an-1)/(25an-2) (n=1, 2, 3, 4,・・・)について以下の問いに答えよ。
(1) a2, a3, a4, a5を求めよ。
a1=1/2, a2=2/7, a3=3/12, a4=4/17, a5=5/22
分子はn, 分母は初項2, 公差5の等差数列と予想する。
an=n/{2+5(n-1)}=n/(5n-3)
このanをan+1=(8an-1)/(25an-2)に代入する
分子は(8an-1)=(8n-5n+3)/(5n-3)=(3n+3)/(5n-3)
分母は(25n-10+6)/(5n-3)=(15n+6)/(5n-3)
よってan+1=(3n+3)/(15n+6)=(n+1)/(5n+2)………①
また、an=n/(5n-3)より
an+1=(n+1)/{5(n+1)-3}=(n+1)/(5n+2)………②
①=②から予想は正しい。

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Scratch 数学

[13]数列の問題

a1=1, an+2an=4・(-2)n (n=1,2,3,・・・)で定まる数列{an}について、次の問いに答えよ。
(1) a2, a3, a4を求めよ。
(2) bn=an/(-2)nとするとき、{bn}のみたす漸化式を求めよ。
(3) anをnの式で表せ。

(1)は計算して求めればよい。
(2)はとりあえずb1, b2, b3, b4を求めてみると初項が-0.5, 公差が-2の等差数列だと分かる。漸化式はbn=bn-1-2
bn=-0.5-2(n-1)=-2n+1.5
an=(-2n+1.5)×(-2)n 

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数学

因数分解の問題

ネットでこのような問題が紹介されていました。
x14+x7+1を係数が実数の範囲で因数分解せよ。
簡単そうに見えます。しかし、これは数学検定1級の問題でしかも解答が間違っていたという有名な難問だそうです。
日本の数学は因数分解の勉強にすごく時間をかけていると言われていますが、確かにそうだと思います。
実際に解いてみました。
とりあえずf(x)=x14+x7+1がどんなグラフになるのかを見てみましょう。グラフはパソコンやスマホで簡単に表示できます。

x軸とは交わらないのでf(x)=0となるxは虚数になることが分かります。つまり因数定理なんかでは因数分解できない。
それならx7=Xとすればこの式はX2+X+1になります。
X2+X+1=0となるXは解の公式よりX=(-2±i√(3))/2
この値をxとしてf(x)に代入するとf((-2±i√(3))/2)=0となることからf(x)は(x2+x+1)で因数分解できることが分かります。
早速 (x14+x7+1)÷(x2+x+1)を筆算で計算すると
f(x)=(x2+x+1)(x12-x11+x9-x8+x6-x4+x3-x+1)
これでとりあえず因数分解できました。
「係数が整数の範囲で因数分解せよ」というのならこれで正解です。
しかし「係数が実数の範囲で因数分解せよ」というのだからさらにこれは因数分解できます。

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数学

完全平方の公式

2次方程式でよく出てくる完全平方は面倒なのでメモとして公式を紹介します。

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数学

5円玉で月の大きさを測る

満月の時、腕を伸ばして5円玉の穴から月をのぞくと5円玉の穴に月がおさまります。ぴったりおさまったときの目と5円玉の距離は55cm、5円玉の穴の大きさは5mm、月までの距離は約38.5万kmなので計算で月の直径を求めることができます。
月の直径は3474kmなのでほぼ正確に求められました。

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