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ちはやふる

百人一首 ちはやふる

ちはやふる
中学校で百人一首かるた大会をやることになった生徒が質問しました。
Q:先生、この歌の意味を教えてくれませんか?
「千早ふる神代もきかず龍田川からくれないにみずくくるとは」です。
A:教えてあげよう。龍田川というのは何だと思う?
Q:分かりません。相撲取りの名前ですか?
A:違うよ。これは奈良県にある川の名前で紅葉の名所だよ。
Q:「千早ふる」はなんでしょう? 人の名前ですか? 千早さんがお尻を振ったとか?
A:違います。「ちはやふる」は「神」につく枕詞(まくらことば)で意味はないよ。
無視していいです。この歌はこのような意味になるよ。
神の時代にだってこんなことは聞いたことがない。
龍田川の水を唐紅(鮮やかな紅色)に絞り染めするとは。

龍田川に紅葉の葉が一面に浮いていて鮮やかな紅色になっている光景をうたったものです。

この歌の作者、在原業平(ありわらのなりひら。825~880)は平安時代の歌人で、六歌仙の一人としてその名を残す人物です。
容姿端麗で、情熱的な和歌の名手であったといわれ、男女の恋愛にまつわる言い伝えが各所で残っています。

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